Exhibition

展示会

―日本近代絵画の巨匠―

梅原龍三郎(1888-1986)「浅間絶筆」特別展示

会期

■2020年11月7日(土)-14日(土)
10:00~18:00 会期中無休
「アフタヌーンギャラリーズ※」期間中
特別展示

※「アフタヌーンギャラリーズ」
(主催 公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、東京アート&ライブシティ構想実行委員会、銀座ギャラリーズ)
銀座1~8丁目の15画廊参加による秋のイベントに合わせた各画廊特別展示です。
→Webサイト

主旨

 日本近代絵画史に大きな足跡を残された巨匠が最後に到達した傑作を特別展示。 画伯96才にして挑んだ「浅間山」大作。
 残念ながら制作途中で力尽き本作が絶筆となりましたが、“浅間”のエネルギーに立ち向い続けた画伯の生涯のなかでも最大サイズへの挑戦に、画伯の“浅間”への特別な思いが伝わります。
 一筆一筆画伯の息遣いも聞こえてくる瑞々しいタッチ、ルノワール、モネ、マチスらにも通じる鮮やかな色彩のコントラスト、未完成ではありますが、琳派以来の日本の伝統美と西欧近代の豊穣な美しさを融合した絵画を数多く描いてきた画伯が最後に到達した畢生の傑作と称しても過言ではありません。巨星が墜つ直前に遺された本作には、画伯96年の人生、80年の画業、“浅間”と向き合ってから40余年の歳月、から去来する様々な思いが込められた凄味があり、最後に輝いた煌めきを永遠に私たちに与え続けてくれます。
“日本近代絵画巨匠の絶筆”の意義を考えるとその付加価値は計り知れません。

永井龍之介

梅原龍三郎 「浅間絶筆」


出品作品

梅原龍三郎「浅間絶筆」(113×90.5cm 油彩、キャンバス 1985年)

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