Artist

作 家

気鋭の画家

尾形 純

Jun Ogata

Profile

東京都出身
1995
東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術油画修了
1997-98
文化庁芸術家在外研修にてニューヨークに留学
Rustin Levenson Art Conservation Associatesにてインターンにて実務研修。
また現代絵画の技法や保修復存技術の研究をおこなう。
2004
ビエンナーレKUMOMOTOⅡ熊本市長賞受賞
2015
Griffin Gallery Open(ロンドン)Winsor & Newtonペインティングプライズ・ファイナリストに選出。
国内各地を始めニューヨークやロンドン、シンガポールなどでセレクション展に出展。
現在
東京とシンガポールでの個展を軸に活動。レジデンスやホテル、レストランなどの公共スペースのアートにも積極的に取り組んでいる。

評論家 大島幸治 推薦文

「仮山」その昔、庭園を「かざん」と呼んだ時代があった。「かりのやま」とは、自然の山を見立てた 築山を意味し「自然」を手本にデザインして作られた庭のことだ。しかし作られた自然は四季の力を借りて生き物のように色や表情を変えてゆく。
庭園から着想した私の作品に現す色は、絵具や水、空気、そして重力、表面張力など自然現象の力を借りて生まれてくる。それは繊細であるべき日本の色彩のようであってほしい。自然の力で「描いてもらう」それはまさに「仮山」のようだ。流れる水や空気、土に形がないように容易には構築されない、しかし強く映える自然の景色のような「絵画のありよう」を求め制作を続けている。そして「仮山」は名乗る事のない雅号として常に心に秘めている。

尾形 純

「州浜牡丹」

カンバス・アクリル 500×1830mm 2019

「花蝶山水」

カンバス・アクリル 605×450mm 2019

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