Exhibition

展示会

「“版画の国ニッポン”を代表する20世紀巨匠版画家たち」シリーズ第一弾

-没後25年-
池田満寿夫 展

会期

■2022年1月3日(月)–1月29日(土)
10:00 -18:00 日曜休廊

主旨

 「“版画の国ニッポン”を代表する20世紀巨匠版画家たち」シリーズ第一弾です。
 池田は1960年代、能の簡素、浮世絵の繊細さのうえに現代精神を表現した銅版画家として国際的に高い評価を受けました。ヴェネツィア・ビエンナーレ大賞をはじめ数々の国際賞を受賞、以後日本を代表する版画家として活躍をされ、また芥川賞作家、エッセイスト、映画監督などマルチな芸術家としても同時代一世を風靡されたことは、記憶に新しいところです。
 このたびは未発表のまま遺され、2016年に福岡県大野城市で初めて公開されたエスキース群を中心とした作品を展示します。瑞々しい線描から生まれるユーモアあふれるエスキース群は、作者の息遣いまで伝わる池田芸術の原点です。今回、ヴェネツィア・ビエンナーレ大賞受賞作と合わせて展示をすることで、その画業に新たな光を当てる貴重な機会になることと存じます。

永井龍之介

作家プロフィール

池田 満寿夫

MASUO IKEDA

1934
満州生まれ
戦後 長野、東京、ニューヨーク在
東京国際版画ビエンナーレ第1回~第4回連続受賞
1965
ニューヨーク近代美術館で日本人初の個展開催
1966
ヴェネツィア・ビエンナーレ版画部門国際大賞受賞
1977
『エーゲ海に捧ぐ』芥川賞
1997
急逝 享年63才
池田満寿夫美術館(1997-2017長野県松代市)
ニューヨーク近代美術館、京都国立近代美術館、長野県立美術館、町田市立国 際版画美術館 等多数作品収蔵

「聖なる手」

36.4×34 ドライポイント・ルーレット 1965

エスキース No.51

エスキース No.54

エスキース No.71

エスキース No.61

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